ご挨拶

ヒマワリプロジェクト「Flos Solis（フロス・ソリス）」について

近年、穀倉地帯での戦争や気候変動の影響により、世界で食用油の高騰が続いています。EU、アフリカ地域では常用していたヒマワリ油が減少し、代替としてアジアで常用が多い大豆、菜種、パーム油を求めだし、全体的に価格が上昇しているのが現状です。

また、農林水産省が平成28年度に発表した耕作放棄地の面積は、既に滋賀県の面積に匹敵する423,000haの広さに達しています。

そこで、食用油をほぼ輸入に頼り相場の影響を受けやすい日本国内での安定供給を図るべく、2021年より耕作放棄地や荒廃農地、観光施設等様々な空き地を利用してヒマワリを栽培することにより、ヒマワリ油の生産及び栽培による新たな副産物の利活用方法の模索を開始しました。そして2023年現在、油以外でも多くの活用方法があることが確認できました。

ヒマワリは油を搾る以外にも様々な使い道があり、捨てる箇所はありません。景観にも経済にも寄与できるヒマワリこそが、社会の様々な課題解決への糸口だと確信しています。